コレステロールが高くなる意外な原因

生活習慣はカンペキなのに

本内容はフィクションです。
学術的正確さよりも患者さんに納得してもらえることを優先したお話になっています。

いつも花粉症の薬を購入されるお客様。趣味はゴルフというスポーツウーマンです。今日は内科クリニックの処方箋をお持ちになりました。

こんにちは。

コレステロールを下げるお薬ですね。これまでものんでいらっしゃったのですか?

いいえ、初めてです。健康診断でひっかかっちゃって。悪玉が多いって。
運動はしているし、食事も甘いものや脂っこいものは控えてるつもりなんだけど
…(小声で)努力が足りないのかしらね。

いえいえ!お話を伺う限り、十分に努力されています。これ以上頑張ってストレスを溜めるほうが身体に良くないですよ。

そんな時こそお薬の力を借りましょう。

そうそう…
女性の場合は、更年期を迎えるとコレステロール値が高くなるんですよ。
失礼ですが…閉経はまだ迎えておられないですか?

閉経?あぁ、生理は上がりました。更年期は無かったわ。

更年期って、イライラしたり鬱になったり、顔が火照るんでしょう?

そんな症状は全然無かったです。

更年期障害でコレステロールが高くなる?

そうですか、それは良かったですね!

ただ…

閉経して女性ホルモンが減ることで、コレステロールが上がるっていう
体質の方もおられまして。

え?それじゃ、私がコレステロール高いのは、更年期障害?

と、言いますか…
女性ホルモンのおかげで、コレステロール値が低く抑えられていたのですね。

その女性ホルモンが減ってしまったことで、抑えが効かなくなる

というかんじです。

知らなかったわ…

体質なのね、それじゃ、食事とか運動は関係ないの?

そんなことありません!

もし不摂生な生活をしていたら、もっと悪い値になって

もっと強いお薬をのむことになってしまいます。

今、なさっている生活習慣はぜひとも続けてくださいね。

一般的には、コレステロール 特に悪玉といわれるコレステロールや中性脂肪を下げるために
先ず取り組んでほしいのは、生活習慣を見直すことです。
生活習慣さえ改善できれば、薬は必要ないという場合が多いです。

しかし 体質的に(理想的な生活習慣であるにもかかわらず)これらの値が高い人が残念ながら、いらっしゃいます。
そんな方々にこそ、お薬を便利に活用してほしいと思います。

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